続いては、昆虫好きの子どもたち必見のニュースです。日本を代表する昆虫写真家の今森光彦さんによる貴重な昆虫の写真を集めた特別展が、倉敷市立美術館で開かれています。
会場には今森さんの独自の視点が光る写真作品を中心に、およそ400点が展示されています。今森さんは滋賀県出身で、幼い頃から昆虫の生態や、形の美しさに魅了され、世界中の昆虫を30年以上取材してきました。今回は主にその代表作品が並びます。現在では子どもたちに大人気のヘラクレスオオカブトです。日本人で初めて、その姿を写真に収めたのが今森さんでした。スズメガの一種が羽ばたきながら、長い口で花の蜜を吸う様子です。このガはこれまでどのように花の蜜を吸うのか知られていませんでした。知られざる昆虫の生態を捉えた、貴重な一枚です。その他、アフリカの砂漠地帯から、日本の身近な里山まで、世界中で撮影された、昆虫たちの生き生きとした姿を見ることができます。この日は海の日で祝日ということもあり、特別展には、子どもたちが訪れ、珍しい昆虫の写真に見入っていました。昆虫写真家今森光彦さんの写真展、「昆虫4億年の旅」は9月4日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




