県立総社高校と岡山大学は、高校生に大学の研究内容を紹介する「おかやまサイエンストーク」を開きました。
総社高校を会場に開かれた講座には 自然探求コースを選択している1、2年生55人が出席しました。研究を発表したのは岡山大学大学院 自然科学研究科の玉木沙織さんと同じく自然科学研究科特任助教の前田恵さんです。玉木さんは 「季節を知る生物」と題し、昆虫などの生き物は太陽の光を感じる長さによって季節を認識し、成長にも影響を受けていると紹介しました。この研究を進めると人間の躁鬱病など原因に季節の影響も考えられている病気の解明につながるとしました。また前田さんは生体を構成する分子のひとつで糖が鎖状に結合した糖鎖を紹介し、その構造や働きについて紹介しました。このサイエンストークは国が進める科学技術人材育成事業の一環で総社高校では 進路に役立ててもらおうと去年から行われています。参加した生徒たちは興味深そうに メモを取ったりうなずいたりしていました。




