終戦の年にあった水島空襲の悲惨さや恐ろしさを写真やパネルで伝える、「戦災のきろく展」が倉敷市役所本庁で開かれています。
会場には爆撃で吹き飛んだ戦闘機の無残な姿や、鉄骨が針金のように折れ曲がった工場など空襲のすさまじさを伝える写真パネルなど、およそ20点が展示されています。水島空襲は1945年6月22日の朝、軍用機の生産工場だった三菱重工業水島航空機製作所を標的として、アメリカ軍の爆撃機110機が、1時間で603トンもの爆弾を投下しました。工場は壊滅的な被害を受け、岡山県の記録によれば、死者は女性や子どもを含む11人で、重軽傷者は46人に上りました。会場には当時の防空頭巾や、召集令状も並べられています。「戦災のきろく展」は倉敷市役所本庁では、11日まで開かれています。この展示は、来月には玉島支所とライフパーク倉敷でも開かれる予定です。




