倉敷芸術科学大学非常勤講師、藤田 和美さんの「日本画新作展」が、天満屋倉敷店で開かれています。
花や蝶、小動物など藤田 和美さんの作品にはやさしい自然を感じさせるモチーフが多く盛り込まれています。藤田さんは、2000年に倉敷芸術科学大学芸術学部を卒業。その年に開かれた院展で初入選を果たし、大学院在学中の2002年からは7回にわたって春の院展で入選するなど将来を期待される若手日本画家です。「人・花・動物を見つめて」をテーマに開いた今回の個展では、新作を中心におよそ20点の作品を展示しました。淡く豊かな色合いと自由な構成で、心安らぐ情景が繊細な筆遣いで描かれています。また、最近は人物画にも力を入れていて、会場には過去の院展に出品した大作も並んでいます。現代の日本人が持っている不安な心情を女性の表情と衣装に表現していて、さらに動物や植物といった心安らぐ要素を盛り込むことで人間の不安定さを引き立たせています。藤田 和美さんの日本画新作展は明日(28日)まで天満屋倉敷店で開かれています。




