高速道路の「休日上限1000円」の割引制度は、東日本大震災の復興財源確保のため19日に終了しました。料金設定が変更されて初めての日曜となった26日、高速道路の交通量は減少し、サービスエリアでは停車している車の数もまばらとなりました。
ETCを搭載した普通車や軽自動車を対象にした割引、高速道路の「休日上限1000円」は、2009年から政府の景気対策の一環として始まりました。しかし、東日本大震災発生後、割引のための予算を東日本大震災の復旧対策の財源に充てるため、制度は中止となりました。料金設定が変更されて初めての日曜となった26日、高速道路の交通量は上限1000円の期間中に比べ減少していました。ただし、通勤時間帯や深夜などに実施されている時間帯割引は、継続されることになっています。今後高速道路の利用者数は上限1000円のサービス開始前の状態に戻ると見られていますが、制度の変更が相次ぐ高速道路の料金体系に利用するドライバーからは不満の声も聞こえます。西日本高速道路では引き続きホームページや案内板などでドライバーに広く呼びかけ、料金変更によるトラブルを防ぎたいとしています。




