口に筆をくわえて絵や書を制作する牧野文幸さんの初めての個展が、きょうから倉敷市中央の加計美術館ではじまりました。
現在45歳の牧野さんは、高校2年だった16歳の時、水泳部の飛び込みの練習中にプールの底に頭を強打し、首の骨を折る大怪我をしました。それ以来、首から下に障がいを抱えながら、絵を描いたり、書道作品の制作をしています。会場にはこれまで描いてきた作品72点が展示されています。
ひときわ目を引くのが中央にある馬を描いた作品。生きる象徴の馬の絵の周りを馬という文字で埋め尽くし、これまで支えてくれた人々への感謝の思いを表現しました。牧野さんに生きることの意味を教えてくれた絵画と書道の作品展は、7月18日まで加計美術館で開かれています。




