来週6月5日からは危険物安全週間です。これに合わせて火災や爆発の怖さを学び事故を未然に防ぐねらいの講演会が倉敷市で開かれました。
講演の会場となったライフパーク倉敷には市内の危険物を取り扱う事業者の代表など300人が集まりました。講師を務めたのは 三菱化学 水島事業所の伊藤孝治さんです。伊藤さんは 社内で火災爆発の危険性などを指導する人材教育を担当しています。2009年に群馬県高崎市の工場でタンクの水素が爆発し、重さ2トン 直径10mのふたが15m先の駐車場にまで飛んでいった事故を水素とフィルムケースを使って実証しました。また、殺虫剤の中に入っているガスが発火する事例も紹介しました。伊藤さんは 火災、爆発が起きるメカニズムを図も含めてわかりやすく説明していました。その上で、現場において「危険を意識しなかったり、知識がないことが最も危険である」と訴えました。主催者は こうした爆発 発火の仕組みを理解して 今後の危機管理に活かして欲しいとしています。




