植物をありのままに緻密に描く「ボタニカルアート」を手がける川野佳子さんの初めての個展が、倉敷・中央画廊で開かれています。
「ボタニカルアート」は、英語で「植物学の芸術」という意味です。植物図鑑などで見られる絵で、植物を良く観察して、ありのまま表現し、芸術的な美しさを追求する絵画です。新見市在住の川野佳子さんは、総社南高校を卒業後、佐賀大学で日本画を専攻し、2002年から神奈川県小田原市の教室で、ボタニカルアートを学びました。4年前に、帰郷してからは、好きな草花を栽培しながら創作活動を続けています。去年10月には、日本園芸協会主催のボタニカルアート展で入賞を果たしています。作品は、細い根やヒゲまでも忠実に表現した「ニオイスミレ」や透明感のある花びらが美しい「クレマチス」などを描いた水彩画で、およそ40点が展示されています。身近な植物を細密に描写した川野佳子さんのボタニカルアート展は、12日(日)まで倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。




