早くも梅雨入りし万が一の水害に備えようと、児島消防署と倉敷市児島支所の職員による合同水防訓練が行われました。
訓練は、雨や台風で出水災害が起こりやすいこの時期消防署員と市職員が共同して円滑に活動できるよう、水防処置の仕方や資材の取り扱い方などを習得しようというのが狙いです。きょうは、児島消防署署員に加え、災害発生時には水防活動を行う倉敷市児島支所の職員およそ40人が訓練に参加しました。参加者は、初めに、杭の打ち方から学びました。「タコ」と呼ばれる専用の杭打ち器や木槌を使い声を出し合い、タイミングを合わせて少しずつ杭を地面に打ち込んでいきました。合間に、ベテラン隊員から、杭の持ち方や体勢など、安全で効率の良い作業方法を学んでいました。続いて、河川の氾濫に備えて、土のうの作り方や積み方についても習いました。水位が堤防を越えたことを想定した訓練では土のうを下流方向から順に積むことや土のう袋の口に水が入らないよう向きに気をつけて積むなど指導者からの指摘ポイントに注意しながら作業を進めていました。児島消防署管内では、平成16年に、地区を流れる小田川から海水が流入する高潮災害が発生していて、署では、万が一の災害発生時には、きょうの訓練を忘れずに活かして、市民の安全を守りたいとしています。




