倉敷堤窯2代目の武内真木さんの作陶展が、倉敷市阿知の融民芸店で開かれています。
作陶展には武内真木さんが今年3月から制作した皿や湯のみなど500点が並びました。武内さんは22歳のときに父親から倉敷堤窯を受け継ぎ、30年以上、制作を続けています。倉敷堤窯伝統の押し紋やスリップといわれる技法を大切に守りながら今の生活にあう日常使いの食器を追い求めています。今回の制作では釉薬の状態が良かったことと食べ物を載せたときに美味しく見える色は何かを考えた結果、白色と黒色の作品が多くなりました。また、使う人のことを考え、今回は、底の浅い皿を作るなど、定型の器以外の形も取り入れました。制作した武内さんは「作家本位のものづくりでなく、常に使う人の立場で器を作り、使い続けてもらえる作品を数多く制作したい」と今後の陶芸家としての意欲を話していました。
倉敷堤窯・武内真木さんの作陶展は5月31日まで倉敷市阿知の融民芸店で開かれています。




