5日の「こどもの日」、倉敷市本町の阿智神社では、「倉敷古武道(こぶどう)祭(さい)」が開かれ、居合(いあい)や砲術(ほうじゅつ)などの実演が行われました。
「倉敷古武道祭」は、毎年こどもの日に行われていて、10回目になります。
竹内流(たけうちりゅう)や神道(しんとう)夢想流(むそうりゅう)、無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)など、9つの流派、9団体が参加して、居合や棒術(ぼうじゅつ)、柔術(じゅうじゅつ)、それに鉄砲隊による
砲術などを実演しました。
大勢の観客が見守る中、鋭い気合と同時に、すばやい太刀さばきや組手が
次々と披露されました。
中でも、真剣で畳の据物(すえもの)を斬る実演では、鋭く斬れる様子に観客からため息と同時に大きな拍手が送られていました。
岡山城鉄砲隊による砲術の実演では、戦国時代からタイムスリップしたような甲冑(かっちゅう)姿の男性が並び、小型の鉄砲から大筒(おおづつ)まで
轟音(ごうおん)を響かせました。
一方、こどもの日にちなんで、境内には、懐かしい昔遊びのコーナーが設けられ、家族連れが、折り紙やコースター織り、それに輪投げや竹馬、コマ回しなどに挑戦していました。
子どもだけでなく大人も楽しそうに遊ぶ姿も見られ、世代を超えて現代の遊びとは違った素朴な楽しさを満喫していました。




