春の交通安全運動が、きょうから10日間、『交通ルール 守って広げる無事故の輪』をスローガンに始まりました。運動の最重点目標は、『子どもと高齢者の交通事故防止』です。
倉敷警察署で行われた交通安全運動の出発式には、倉敷地区と早島町の交通関係機関の代表者などおよそ50人が出席しました。倉敷署の野上幹夫署長は、「運動期間中、皆さんと力を合わせて人身事故ゼロを目指して頑張りましょう」と挨拶しました。岡山県内では今年に入ってからきのう(10日)現在で、去年の同じ時期と比べて一人少ない37人が、交通事故で亡くなっています。倉敷署管内では、2人が亡くなっていて、いずれも高齢者です。
期間中、管内では、高齢者を対象にした安全運転教室やチャイルドシートの啓発活動などを展開します。
一方、総社市でも春の交通安全運動初日の行事が行われ、交通警察協助員や老人クラブの会員などおよそ120人が集まりました。総社警察署の北村豊署長は「悲惨な事故を1件でも減らしましょう」と協力を呼びかけました。
総社警察署管内では去年517件の人身事故が発生していて、4人が亡くなりました。今年もすでに2人が交通事故で死亡しています。総社警察署では交通安全運動期間中、街頭啓発や高齢者を対象にした交通安全教室を開くほか取り締まりやパトロールを強化することにしています。




