倉敷市真備町二万の金峯寺で恒例の護摩法要が行われ、多くの人が火渡りをして無事健康を祈りました。
金峯寺の護摩法要は平成３年に本堂を改修したことをきっかけに始まり、今では真備町二万地区の春の恒例行事となっています。法要は前日 檀家が協力し合って作ったヒノキの護摩壇に火をかけ、祈りがささげられました。法要では、地域住民の健康や安全が祈られてきましたが、青山光忍住職は 先月の東日本大震災で亡くなった人々の追悼と被災地の復興も祈っていました。会場に訪れた３００人が見つめる中、炎は春の風にあおられて激しく燃え上がりました。この後、火渡りが行われました。訪れた人は 裸足でまだくすぶる炭の上を早足で渡り、穢れをはらっていました。金峯寺の本尊は薬師如来で、地元からは「二万のお薬師さん」として親しまれています。会場では被災地支援への募金が呼びかけられたり、お茶やうどんなどが振舞われてました。
