倉敷美観地区の倉敷市東町や本町一帯で整備が進む電線類地中化事業のうち、東町の工事が今月末で完了しました。
工事が終わったのは、東町の一部、およそ200メートルの区間です。作業は、平成20年11月から始まり地下の共同溝に電力や通信系の電線が埋設されました。その後、電柱の撤去や道路面の美装化作業を行い、東町工区は今月末で工事が終了しました。美観地区電線類地中化事業は、美観地区一帯の町並みの保全と景観の質向上を目指して倉敷市が取り組んでいるものです。平成17年から調査や設計を始め、地元住民の合意を得るなどし事業を進めてきました。道路の美装化では、アスファルトの石を目立たせ、間にコンクリートを詰めた舗装をしています。周辺の建物と調和した黒と白の路面が特徴です。事業は国のまちづくり交付金制度を活用したもので、全体の事業計画はおよそ9億3000万円です。残る本町の地中化に関しては、工区ごとに順次作業を進めることになっており、市では平成25年度中にすべての電線地中化工事を済ませたいとしています。




