鷲羽山の景観を考える会は、山の中腹にある通称「一本松」を守るため根元に栄養剤を散布しました。
「一本松」は、高さ13・5メートル、推定樹齢200年のクロマツです。鷲羽山の散策道から見下ろすことができ、地元の人から大切にされています。今回の栄養剤の散布は会のメンバーが去年10月、一本松の葉の色が変わっていることに気付き、倉敷市に対して保護を求めたことがきっかけとなりました。日本樹木医会が去年12月に行った調査では病害虫の発生はありませんでしたが、やや弱っていると診断され、今回の栄養剤散布となりました。一本松周辺にあつまった鷲羽山の景観を考える会のメンバーは、樹木医から栄養剤の散布方法を聞き、土に穴を掘って栄養剤を撒いていきました。鷲羽山の景観を考える会では、今後も一本松の様子を観察していくと同時に、地域の他の団体などと連携を取りながら守っていきたいとしています。




