28・29日の2日間、倉敷市水島のJFE西日本製鉄所倉敷地区で、「春休み親子見学会」が開かれ、親子連れが、迫力ある鉄づくりの現場を目の当たりにしました。
29日の午前中、倉敷市内外から参加した55人の親子は、製鉄所の概要について説明を受けたあと、2台のバスに分乗して、約千ヘクタールの構内を見学していきました。ディズニー・リゾート7個分もある広い構内では、鉄鉱石から鉄を取り出す高炉や原料が山積みされた場所などを見て回りました。また、鉄の塊を板に延ばしていく厚板工場では、実際に工場内へ入り、目の前で、1200度に加熱された真っ赤な鉄の塊を8千トンの圧力で引き延ばされていく様子を見学しました。参加者たちは、まるでうどんを延ばすかのように鉄の塊がごう音と水蒸気を上げながら鉄の板に変わっていく鉄づくりの熱気と迫力を体感していました。鉄の生産工場として世界一の広さと世界一の生産量を誇るJFE西日本製鉄所倉敷地区で鉄づくりの実際を学ぶ親子見学会は、夏休みと冬休みにも開かれる予定です。




