三菱自動車工業水島製作所が大気汚染防止法に基づくばい塵濃度を測定していなかった問題で、倉敷市などは、きょう(28日)、工場への立ち入り検査を行いました。
立ち入り検査には倉敷市環境政策課の職員など10人が当たりました。
三菱自動車水島では昭和41年から工場内の18施設でばい塵濃度の測定しておらず、問題発覚後に、改めて自社で測定した結果を倉敷市へ報告していました。きょうの立ち入り検査ではもう一度ばい塵濃度を測定しその数値や測り方の手法が正しいかをチェックしました。また、ベンゼンやスチレンといった有害ガスの濃度についても調べたほか、測定書類の管理体制なども指導しました。ばい塵濃度の測定を巡ってはJX日鉱日石エネルギーとJFEケミカルでも測定を怠っており倉敷市を代表するコンビナート企業で問題が相次いでいます。倉敷市では4月22日までに三菱自動車に対し改善計画書を提出するよう求めています。




