小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めたJAXA宇宙科学研究所の川口淳一郎さんが倉敷科学センターで講演しました。
倉敷科学センターは小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトメンバーを招いた特別講演を4回シリーズで企画し、今回の川口さんの講演が最終回の4回目です。2003年に打ち上げられた「はやぶさ」は小惑星イトカワの表面サンプルを採取し地球に持ち帰りました。しかし、「はやぶさ」は大気圏突入により消滅し、採取カプセルだけがオーストラリアで回収されました。
イオンエンジンによる長時間飛行や小惑星への往復飛行は世界初の偉業で宇宙科学や技術開発の分野から賞賛を受けました。川口さんはJAXAの「はやぶさ」開発にかけた意欲や様々な困難を乗り越えて地球に帰還した時の嬉しさを語りました。会場の科学センタープラネタリウム室には200人を超える宇宙科学ファンが詰めかけ川口さんの話に耳を傾けました。倉敷科学センターでは10月29日・30日頃に「はやぶさ帰還カプセル」の展示を行う予定にしています。




