JFEケミカル西日本製造所倉敷工場が、ばいじん濃度の測定を行わず記録を偽装していた問題です。立入検査の結果、ばいじん濃度を算出するために
必要な項目を実測したように記録し、ばいじん濃度を算出していたことがわかりました。
これは県と倉敷市が今月16日に実施した立入検査で判明しました。問題の発覚したJFEケミカル倉敷製造所倉敷工場では、敷地内のばいじん発生施設44施設のうち19施設で昭和60年以降、法で定められたばいじん濃度の測定を行っていませんでした。測定結果は工場長及び公害防止管理者が確認していましたが、データの改ざんに気づくことができなかったということです。問題発覚後にJFEケミカルがばいじん濃度を測定したところ現在稼働中の17施設では、法の基準内でした。これに対して倉敷市環境政策課は9日、稼働中の2施設について確認のため立入検査を行いましたが、測定した2施設ではばいじんは検出されませんでした。




