JFEケミカルが排ガスのばいじん濃度を測定せず、データを偽装していた問題で岡山県は倉敷市と合同で立ち入り検査を実施しました。
JFEケミカルには県や倉敷市、それに県環境保健センターの職員あわせて8人が訪れました。JFEケミカルの前澤利春所長はばいじん濃度測定値の虚偽報告について「多大な迷惑をおかけした。再発防止に向けて全力で取り組みたい」と話しました。立ち入り検査では酸化鉄に含まれる水分を乾燥させる設備の煙突に専用の大気採取管を挿入しばいじんを測定しました。また、敷地内31施設の過去3年間の測定記録の書類などを調べました。JFEケミカルではばいじん濃度測定の虚偽報告が判明してから自社で数値測定しており、今回の立ち入り検査では正しく測定されているかなどを確かめる意味で行われました。今回の立ち入り検査の結果は1週間後に分かるということです。県では今回の検査結果を見て、必要があれば改善指導をしていくことにしています。




