倉敷を代表する町家建築で、国の重要文化財に指定されている倉敷市阿知の大橋家住宅で日本の伝統的な作法や常識などを見直そうという講座がはじまりました。
初回のきょうは、およそ30人が集まり、「挨拶から始まる上手なお付き合い」をテーマに京都着装協会会員できもの同好会「和美都」の代表を務める永原 瑞枝さんから話を聞きました。永原さんは、「挨拶は相手の顔を見て、軽く微笑みながらする」ことや、「子どもたちが挨拶しやすい環境を周りにいる大人たちがつくっていく必要がある」などと話し、挨拶の大切さを説明しました。また、引越しの時に近所への挨拶で手土産としてもっていく「引越しそば」は江戸時代末期から伝わる風習で、「そばにきましたので、細く長いお付き合いをお願いします」といった意味が込められていると説明しました。この講座は全部で6回に分かれて行われ、次回は今月27日(日)に器や箸などの作法と知識についての講座が開かれます。




