玉野市民病院の経営建て直しを進めている玉野市が経営改善計画を策定し、市民らで作る病院改革検討委員会へ報告しました。
経営改善計画には▽地域の拠点病院として維持していくという、方向性の明確化▽市民ニーズに応える病院づくりなど5つの柱が盛り込まれました。
中でも最重要課題は「医師の確保」で、あらゆる手段で医師を確保するとしています。玉野市民病院は多い時で20人の医師がいましたが、全国的な医師不足の中で現在は13人。患者数も減り続け、およそ25億円の累積赤字を抱えています。出席した9人の委員からは「計画はすばらしいが本当に実践できるのか」といった意見が相次ぎ、市側は「市を挙げて全力で取り組む」と意欲を見せました。早速、4月からは外科と泌尿器科に医師2人を配属する計画で、今後内科医の招聘を目指します。経営改善計画は23年度からの5カ年計画で、25年度には単年度黒字化を目指すとしています。




