倉敷市の粒江小学校で、6年生児童が卒業記念に学校の栗山にクリの苗木を植樹しました。
クリの苗木を植えたのは、この春卒業する6年生71人です。備中県民局の協力で、岡山県森林研究所が県内で限定販売している岡山県オリジナルのクリ「岡山甘グリ」の苗木10本を植えました。粒江小学校の栗山は、今から100年以上前の明治41年に、地元の人から寄付されたものです。戦後まもなく、地元の青年団が100数十本のクリを植えてから、これまで学校や地域住民が協力してクリを育ててきました。毎年、秋には、児童がクリ拾いをして、周辺の老人保健施設などへ寄贈するなど、交流活動を行っています。今回植えたクリは、中国グリの優良な系統を選抜したもので、無農薬で栽培できるほか、50年間は安定した収穫が期待できる品種ということです。粒江小学校では、在校生に引き継がれるクリの苗木を大事に栽培し、今後も地元地域との交流活動に役立てることにしています。




