JX日鉱日石エネルギー水島製油所がばいじん濃度の測定を行わず記録を偽装していた問題で、岡山県と倉敷市はきょう、公害防止協定に基づき、合同で立ち入り検査しました。
立ち入り検査を行ったのは県と市の職員など7人です。問題の発覚した旧新日本石油の工場を訪れました。きょうの検査では職員らが2班に分かれて書類の検査とばいじん濃度の測定を行いました。問題が発覚したばい煙発生施設は49基あり、きょうはそのうちの1基を測定しました。職員らはろ紙をセットした採取管をボイラーの測定口にセットし、ばいじんを採取しました。JX水島では問題発覚後、ばいじんの自社分析を実施しており、今回の検査ではそのデータが正しいかをチェックする意味合いもあります。倉敷市では来月10日までに改善計画書の提出するよう求めています。JX日鉱日石エネルギーは去年、2社が統合して誕生しました。旧ジャパンエナジーの水島工場では測定を外注して実施していたということで、経営統合により測定方法の統一化を図ろうとしていたところ旧新日本石油の水島工場で問題が発覚しました。




