玉野市では23日、今後3年の市の工業を考える「玉野市工業振興会議」が開かれました。
この会議は玉野市の工業関係者、経済団体、行政関係者の3者間で、玉野市の工業を今後3年間でどのように発展させていくか意見を出し合うことが狙いです。17人が出席した会議では、玉野市の現在の工業の状況が報告され、今後の工業振興へ向けての取り組み方針を話し合いました。玉野市の工業の中心の造船業は世界的な不況の中でも、中国などの新興国の海運ブームで大量の受注を抱えていました。ところが最近の急激な円高の影響で玉野市の造船企業も2年後には劣勢に立たされることを予想しています。会議ではこれを「2013年問題」とし、人件費などの経費削減や、造船関連企業を対象とした特別融資制度を創設するなどの対応を検討しています。玉野市工業振興会ではきょうの会議で出た意見を叩き台にして、平成25年度までの「工業振興に係る基本方針」を策定し、来年度から施行します。




