今年の赤米の豊作を祈願する年始祭が総社市新本の本庄国司神社で行われました。
年始祭は旧暦の1月6日に新年の年明けを祝い、赤米の豊作を祈願する行事です。きょうは去年収穫された赤米などを神前に備える赤米の神饌が行われました。神事には地元の新本小学校の4年・5年の児童28人も出席しました。赤米の神饌は氏子たちが一列に並んでお供えものを神前まで順送りにする手法で行われます。この地域に古くから伝わる儀式で岡山県の重要無形民俗文化財に指定されています。口に榊の葉をくわえるのは吐息がお供え物にかからないようにするためだということです。このあと、去年収穫された赤米で作った甘酒やおにぎりが参拝者に振る舞われました。新本小の5年生児童は赤米の田植えや稲刈り、もみすりなどの行事に参加しており自分たちの手で育てた赤米を味わっていました。赤米は古代米の一種で、赤米の栽培を続けているのは、総社市新本と対馬と種子島の3カ所だけです。




