倉敷市児島の国指定重要文化財旧野崎家住宅では、この時期恒例のお雛様展が始まっています。
会場には江戸時代後期から明治時代にかけての雛人形や雛道具など、およそ150点が展示されています。大きさが一際目を引くこちらの「享保雛」は、全長およそ70cmで、日本最大級の雛人形です。顔を下から見上げると微笑んで見え、気品が溢れています。こちらは大礼服を着た明治天皇雛です。京都の名店「大木人形店」の大木平蔵による作品です。大木平蔵の人形は谷崎潤一郎の小説「細雪」にも登場するなど、雛人形の中でもその美しさは逸品と言われています。この他にも保存状態が良く、歴史的価値のある雛人形が数多く並んでいます。「野崎家のお雛様展」は4月3日(日)まで倉敷市児島味野の、旧野崎家住宅で開催されています。




