みずしま財団は環境省の認定する実体験モデルツアー「技術と暮らしと、私と未来」と銘打ったバスツアーを開催しました。
ツアーは最先端の技術を誇るコンビナートがあるまち「水島」と、「美観地区」の町家の暮らしをたずねる内容となっています。そこで暮らす人から話を聞きながら巡るのがこのツアーの特徴です。水島地区ではコンビナートの工場を見学したあと、今も呼吸器の病気で苦しむ公害認定患者からコンビナート建設に伴う水島の町の変貌や公害による苦しみについて話を聞きました。このあと一行は美観地区に移動し、使われなくなった町家の再生・利活用に取り組む「NPO法人倉敷町家トラスト」の活動を学びました。きょうのツアーは試験的に行われたもので、およそ20人が参加しました。みずしま財団では今後、きょうのツアー参加者の意見などを参考にしながらツアーの内容を練り、海外からの視察の受け入れを強化したい考えです。




