総社市の詩人なんばみちこさんはじめ、詩人仲間でつくる創作童謡集「とっくんこ」の30号が発刊さました。2001年4月に創刊された「とっくんこ」は、年3回のペースで発行されてきました。10年間で30号を発刊したことを記念して、1月29・30日に倉敷物語館で童謡まつりが開催されました。
童謡集とっくんこは、難波さんが書いた詩集『石をけりけり』を見た現代詩「火片」の同人が、岡山県にはなかった童謡の詩集をつくってみたらということがきっかけで創刊されました。創刊当時19人だった「とっくんこ」の会の会員も現在は73人を数えます。「とっくんこ」とは、心臓音のトックン、トックンからきていて表紙をデザインしている絵本作家の野村たかあきさんが考案したものです。「とっくんこ」の会の代表なんばみちこさんは、「心が温まる作品づくりをめざしていて、子どもたちに歌い継がれていくような童謡集にしたい」と話しています。なお、30号の記念号では、会員の詩と絵のほかに、県立大学デザイン学部の学生14人も挿絵を描いています。記念イベントの童謡まつりでは、挿絵の原画展示や、ギターやピアノ伴奏にようる歌の披露や作者自作の詩の朗読などが行われました。




