倉敷市在住の組み木デザイナー小黒三郎さんの雛人形と五月人形展が日本郷土玩具館で開かれています。
小黒さんは、多摩美術大学を卒業後勤めていた支援学校で、生徒向けの教具を作り始めたことがきっかけとなり、組み木デザイナーの道へと進みました。今回の展覧会には、雛人形や五月人形を中心に動物やパズル作品など、小黒さんがデザインした120種類の作品が展示されています。当初は、動物の作品ばかりを手がけていた大黒さんでしたが、以前に訪れた日本郷土玩具館で飾ってあった雛人形の美しさに心を打たれ、組み木の雛人形を作り始めました。作品は、シンプルな二人飾りから五人囃子や雛道具までが揃った段飾りまであり、どれも木でできたお雛さまの温かい素朴な表情が特徴です。また、小黒さんの組み木は、一つ一つをパズルのように組み合わせると、楕円や円状のケースに収めることができ、楽しみながら後片付けができるのも人気のひとつです。組み木デザイナー、小黒三郎さんの雛人形・五月人形展は、今月(2月)27日(日)まで日本郷土玩具館・プラスワンギャラリーで開かれています。




