去年の秋、岡山県で開催された国民文化祭について倉敷市の実行委員会が最後の会議を開き、期間中の事業などを振り返りました。
国民文化祭おかやまは文化の祭典として去年10月30日から11月7日までの9日間岡山県内各地で開かれました。期間中、県全体で67事業が行われ、このうち、倉敷市では吹奏楽の祭典やジャスフェスティバルなど県内の市町村では最多となる9事業が展開されました。観客や出演団体などあわせた参加者数は、県全体で195万人、倉敷市は3万5,000人余りでした。また、宿泊や食事、労働所得などの経済波及効果としては、県全体で事前予想の100億円を3割程度上回る129億円と算出されました。きょう開かれた会議の中では、低予算の中で成功を収められたことに加え、主催事業の代表者からは自分たちだけでは作れない世界観を表現できた、指導者の育成に繋がったといった主催者側から報告や事業同士で観客の取り合いがあったことから、開催期間を長くできなかったのかとの声もありました。また、倉敷市実行委員会会長の伊東香織倉敷市長は「今回築いた他地区との関係を大切にして、文化都市倉敷のさらなる発展につなげたい」と今後にむけて総括しました。




