音楽で心の壁をとりのぞこうと倉敷市真備町の障がい者と家族でつくる「NPO法人いちご一会」がきのう(30日)、障がいのある演奏家などによる音楽イベントを開きました。
いちご一会の設立3周年を記念して開かれたこのコンサートは、演奏を通じて地域の人に障がいへの理解を深めてもらおうと開かれました。コンサートには、障がいを持ちながらも夢と希望をもって演奏活動している3人が出演しました。このうち琴とピアノ、尺八による合同演奏のステージではくらしき作陽大学に通う78歳の現役大学生で全盲の筝曲家 竹本 登代寿さんと、2歳のときに交通事故で左手の親指と人差し指を失いながらピアノの演奏活動を続けている倉敷市中島の篠原 加代子さんが2曲を披露。息の合った演奏を会場内に響かせ、訪れた人たちを魅了しました。コンサートを開いた「いちご一会」では、「出会って触れ合うことで初めて障がいに対して理解できるようになる。心の壁をなくすためにもより多くの人にこうしたふれあいの場に参加してもらいたい」と話していました。




