県立倉敷工業高校ファッション技術科の生徒は、実習で製作した羊毛のひざ掛けなどを倉敷市内の老人福祉施設へ贈りました。
倉敷市児島柳田町の特別養護老人ホーム「倉敷シルバーセンター」を訪れたのは、倉工ファッション技術科の3年生、6人です。6人は、「寒い冬を温かく過ごしてください」と手織実習で製作した羊毛の膝掛けやショールなどを入所者の代表7人一人ひとりに手渡しました。羊毛は、倉敷シルバーセンターの牧場で飼育している羊から刈り取ったものです。去年5月に刈り取った毛をサクラの枝やオリーブの葉などの草木染めで染色して紡いだものを、3カ月から一年がかりで織り上げ色とりどりの膝掛けやショールに仕上げました。高校生が、手織りした作品をプレゼントしてもらった入所者は、「大事に使わせていただきます」とお礼を述べていました。倉工ファッション技術科では、5年前から、羊毛の膝掛けを贈っており、その活動が評価され、一昨年には、ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞青少年の部を受賞しています。




