文化財防火デーの26日、玉野市消防本部などは玉野市八浜の大崎八幡宮で消防訓練を行いました。
訓練には玉野市消防本部の署員と神社の氏子など地域住民あわせておよそ50人が参加しました。大崎八幡宮の境内で宮司と氏子などが清掃後のごみ焼きをしていたところ、火が山林に燃え移ったとの想定で行われました。火災を発見した氏子が消火器やバケツリレーで初期消火を実施。同時に119番通報を行い、駆けつけた消防署員などが、ホースを伸ばして一斉放水するなど、迅速な動きで消火活動にあたりました。玉野市内には、国や県、市の指定文化財が47件あり、大崎八幡宮は神社のある山全体が市の文化財に指定されています。玉野市では平成元年9月に連続放火事件が発生していて、大崎八幡宮をはじめ、大崎天満宮と福寿寺が全焼するなど貴重な文化遺産が失われています。訓練後の総評では、前田 洋一署長が「みなさん一体となって、防火に努めましょう」と話しました。このほか、氏子など神社関係者などによる消火器を使った初期消火訓練も行われ、万が一の事態に備えていました




