あさって26日の文化財防火デーを前に国指定重要文化財の三重塔がある総社市井尻野の宝福寺で消防訓練が行われました。
訓練は宝福寺西側の山林から出火したという想定で行われ、消防署員など39人が参加しました。はじめに火事に気づいた般若院の関係者が消火器で初期消火をしました。また、三重塔の脇に設置された放水銃での消火も続けられました。出火から7分後に消防車が到着し、消防隊による放水が行われました。総社市消防本部によると去年1年間の火災発生件数は30件で、このうち18件が建物火災でした。総社市内の文化財や寺社仏閣を焼失する火災は、昭和52年の総社宮の本殿を全焼した火災以降発生していないということです。最後は三重塔へ向けて一斉放水が行われました。
参加した消防隊員らは真剣な表情で訓練に臨んでいました。




