今月26日の文化財防火デーを前に児島消防署が管内の文化財指定の建物などの防火査察を行いました。
倉敷市児島通生の般若院には、児島消防署と臨港分署の署員あわせて6人が訪れ、建物内の防火設備などをチェックしました。般若院には、市の重要文化財に指定された本尊の阿弥陀如来立像をはじめ貴重な仏像や仏画があります。査察にあたった署員たちは、消火器などの消防設備を点検したほか、ろうそくや線香、石油ヒーターなどの火気の使用場所を確認し、万が一の火災に備えて日ごろから注意を払うよう呼びかけていました。般若院は本殿のすぐ後ろに山が迫っていることもあり、大規模な火災につながる可能性もあることから建物の周りに燃えやすいものがないか入念に調べていました。児島消防署管内には11ヵ所の施設に国や県、市指定の32の文化財があります。児島消防署では貴重な文化財を火災から守ろうと文化財防火デーにあわせて管内の文化財施設の防火査察を毎年行っていて、26日までに残りの施設でも防火査察を行うことにしています。




