ヒョウタンおじさんこと倉敷市福田町の小川訓弘さんが、去年の4月から倉敷市内の園児と一緒に苗から育ててきたヒョウタン夏に白い花が咲き、秋に収穫したヒョウタンで、去年の年末から雪だるまやお雛様などの人形づくりが行われています。子どもたちと一緒にヒョウタンの人形づくりを楽しむヒョウタンおじさんを取材しました。
去年9月3日万寿幼稚園で園児たちが収穫したヒョウタンは、約300個。ドリルでヒョウタンに穴をあけ、ひと月ほど水に浸けて中の実を腐らました。10月29日には、保護者と一緒に種出し作業を行いました。一つのヒョウタンの中には、約100個の種があると言われています。園児たちは、根気よく種だしを行いました。すっかり種がなくなったヒョウタンは、きれいに水洗いして、乾かしました。11月4日、小川さんは、倉敷東幼稚園でも種だし作業を子どもたちと一緒に行いました。そして、この日、小川さんに向かってシャッターを切るカメラマンの姿がありました。実は小川さん、岡山の雑誌オセラの取材を受けたのです。報誌「オセラ」の「私のオフタイム」というコーナーで、小川さんは、ヒョウタンの栽培と普及に努める「ひょうたんおじさん」として紹介されました。初春号の記事によると、32,33歳のころ趣味で始めたヒョウタン作りも40年を数え「全日本愛瓢会」の常任理事のほか、岡山県楽瓢会の会長を務めるなど、あらためてヒョウタンづくりのベテランであることがよくわかります。12月3日、第二福田幼稚園の年少4歳児が、干支にちなみウサギのヒョウタン人形作りに挑戦しました。あらかじめ絵の具で色を塗ったヒョウタンに、子どもたちは、マジックでウサギの顔を描き、小川さんに手伝ってもらいながら、フェルトやモールなどで耳や尻尾をつけていきました。12月9日は、倉敷東幼稚園の子どもたちがヒョウタンで雪だるま人形を作りました。子どもたちの自由な発想から生まれたヒョウタンの雪だるま人形は、どれも個性的で世界に2つとない愛らしくて素敵な作品となりました。




