阪神大震災から16年目の17日、倉敷市立東陽中学校では震災を体験した先生二人による特別授業が開かれました。
授業には1年生、209人が参加。講師に当たったのは1年生の担任の岡浩司先生と濱田廣矩先生です。当時、ともに神戸市内の小学生だった二人は、悲惨な震災に遭いました。授業は先生二人が体験した話を聞き、防災について深く考えてもらおうと、今回初めて開かれました。「震災に遭い、初めて、人に助けられて生きていると感じた」「当たり前の今は、本当は貴重な時間。それを噛締めながら生活して欲しい」など、震災によって被災者になった二人の先生だからこそ話せる貴重な話を、生徒たちは真剣な表情で聞いていました。東陽中学校では来年以降も1年生の生徒たちへ防災に関わる特別授業を行っていくことにしています。




