玉野市の今後の公共交通のあり方を検討する会議が開かれ、新システム導入へ向け協議をしました。
会議には、自治会の代表者や有識者など15人が出席しました。会では、車の運転ができない高齢者や子どもたちでも便利な公共交通を考えようと、新しい交通システムの導入を目指しています。新システムについては、デマンド型交通や乗合タクシーなどが候補に挙がっており、この日、中国運輸局岡山支局から道路運送法上の区分や事業の進め方の説明が行われました。事務局からは、赤磐市の乗合バスや和気町のデマンドタクシーなどの導入事例が紹介されました。導入へは、利用者の運賃負担額やシステム構築の費用などの課題がありますが、会長を務める黒田晋市長は「利用料が高いから乗らないでは意味がない。市民が納得できるものにしたい」と導入へ向けて強い決意を示しました。既存の交通機関との競合も大きな問題となりますが、委員として参加するタクシーやバス事業者も「できる限りの協力はする」と今後、委員の意見をもとに可能なプランを提示していくことにしています。次回の会議は、3月下旬に開かれる予定です。




