倉敷市立美術館が平成21年度に新しく収蔵した作品を公開するコレクション展が開かれています。
会場には岡山県ゆかりの作家による油彩画や軸など全部で44点の作品が展示されました。このうち22点が新収蔵作品で初公開作品も含まれています。倉敷市中庄に住んでいた画家合田徳一郎が描いた「峠の家」は去年、妻の弘子さんから寄贈された作品です。藁葺き屋根の古い民家のたたずまいを細やかな筆遣いで描いています。また、津山市出身の画家赤松麟作の代表作で赤い着物を着た少女の肖像画も展示されました。今回のコレクション展では肖像画が多く展示されていて会場では「肖像画は語る」というコーナーが設けられています。明治、大正、昭和の初期に描かれた多くの肖像画をはじめ斎藤真一の瞽女シリーズの作品が展示されています。
倉敷市立美術館杉野文香さん新収蔵品を集めたコレクション展は3月21日まで倉敷市立美術館で開かれています。




