総社市が4月から実施する予約型乗合タクシーの住民説明会が、きのう(11日)昭和公民館で開かれました。
昭和公民館には地域の高齢者などおよそ100人が集まりました。総社市の片岡聡一市長は「公共交通をどうやって維持するかは大きな課題。なんとしてもこのシステムを成功させたい」と利用を呼びかけました。集まった人たちはタクシーの運行や利用方法、運賃などについての説明を聞きました。
総社市が4月から本格導入する乗合タクシーは市内を4つのブロックに分けて、合計9台の車で運行されます。1乗車300円で山間部から市の中心地まで行くことができ、1時間に1便ペースで自宅から目的地まで送迎するシステムです。総社市ではこのシステム導入により市内を走る路線バスを減便したり、これまで70歳以上の市民に発行していたバスタクシー券の配布を止めたりして運行経費を捻出する計画です。出席者からは「市外へは出られるのか」や「市民以外でも利用できるのか」といった質問や、「短命に終わるのではないか」といった声が出ました。これに対し、市側は「市民のための乗り物。短命に終わらせないためにも積極的に利用してほしい」と答えました。説明会は今後も市内5カ所の公民館で開かれます。




