総社市在住の画家、長野伊津子さんの「新春個展」が、倉敷市の倉敷・中央画廊で11日から始まりました。
長野さんは高校生の頃から独学で油絵やアクリル画を学び、現在は総社市で絵画教室の講師をしています。公募制の展覧会、行動美術展で奨励賞や新人賞を受賞するなど、高い評価を得ています。今回の個展では長野さんが去年、趣味の山歩きで訪れた蒜山と大山の風景や、野の花などの作品を中心に34点を出展しています。こちらは秋の蒜山の様子を描いた作品です。ブナやカエデで色づく蒜山の美しい様子を優しいタッチで再現しています。「いとしきものへ」という題名でひときわ目を引くこちらの大きな作品。2009年に東京の新国立美術館にも展示された長野さんの代表作で、母と子の愛のかたちを表現しています。この他にも長野さんの風景を切り取るセンスが活かされた、具象画を中心とした美しい作品の数々が並んでいます。長野伊津子さんの「新春個展」は16日(日)まで倉敷市の倉敷・中央画廊で開かれています。




