玉野市の洋画愛好家グループ・黄土舎が、50回目の節目の作品展を玉野市立総合文化センターで開いています。
黄土舎は、日展評議員で洋画家の故中村一郎さんが指導していた会で、昭和30年代に結成。現在は、玉野市や倉敷市の会員13人が、毎年、日展や日洋会に出品しています。50回目の記念展には、会員の作品と合わせて、中村さんの遺作4点も特別展示されました。由加の多宝塔や丸亀城など重厚なタッチで描かれた作品を前に、来場者や会員は、生前の中村さんの人柄や絵画に取り組む姿勢などを懐かしそうに話していました。会員の作品は、棚田や漁港など風景画がほとんどです。描かれた風景からは、そこに息づく人々の生業や文化までも表していて、あらためて洋画の魅力を感じることができます。洋画愛好家グループ・黄土舎の第50回記念展は、今月9日まで玉野市宇野の玉野市立総合文化センターで開かれています。




