国際宇宙ステーションで栽培収穫した「宇宙ミズナ」の観察会が、27日、岡山大学資源植物科学研究所で開かれました。
12月21日、アメリカNASAから岡大資植研へ届けられた「宇宙ミズナ」は、国際宇宙ステーションのロシア実験棟で栽培収穫されたものです。宇宙環境が生物に与える影響についてロシアと共同研究している岡大資植研の杉本学准教授は、地球と宇宙で同時にミズナを栽培する国際宇宙教育実験にも取り組んでいて、矢掛高校の生徒に、宇宙と同じ条件で地球上でミズナを栽培してもらいました。観察会には、矢掛高校の生徒3人も参加して、「宇宙ミズナ」の匂いや形などを観察しました。今後は、宇宙と地球で栽培したミズナから遺伝子を取り出し成分の違いなどを分析する実験を行います。宇宙ミズナから遺伝子を取り出す実験は、来年2月頃に行い重力や宇宙中放射線などの影響を受けているかどうかなどの成分分析の結果は、来年中にまとめる予定です。




