玉野市の渋川マリン水族館では、年末年始恒例の企画展「来年の干支にちなんだ海の生き物展」が開かれています。
来年の干支が卯(う)=ウサギということで現在、渋川マリン水族館では、ウサギにちなんだ海の生き物を展示しています。まずは、水面をピョンピョン跳ねる様子から、中国名で「海兎」 ハイドと呼ばれるトビハゼです。トビハゼは、泥の干潟に生息するハゼの仲間でエラ呼吸だけでなく、皮膚呼吸もします。日本では、東京湾を北限に太平洋側に広く分布し、沖縄本島まで生息しています。続いて、ウミウサギガイです。普段は、真っ黒な外套膜が体を覆っていますが、ウミウサギガイは、巻貝の仲間で、美しい純白の貝殻をもっています。ウミウサギという名前は、この白い貝殻に由来します。そして、顔がどことなくウサギに似ていることから、ラビット・フィッシュと呼ばれるアイゴの仲間たちです。特にアイゴは、背ビレや尻ビレにはトゲがあり毒をもっています。英名でダブルバー・ラビットフィッシュと呼ばれるヒメアイゴ。眼と胸ビレの近くに2本の黒い線が通るのが特徴です。こちらは、マスクド・ラビットフィッシュと呼ばれアジリアイゴ。眼の上の斑点模様と体にある青いラインが美しいアイゴです。渋川マリン水族館の年末年始企画展は、1月31日まで開かれています。なお、年末年始の休館日は、12月29日から31日と1月4、5日です。正月3が日は開館しています。




