倉敷公害訴訟の和解が成立した12月26日を記念したイベントが、23日水島協同病院で行われました。
このイベントは、「倉敷市公害患者と家族の会」とみずしま財団が、2004年から毎年12月に開催しているものです。倉敷公害訴訟は、水島コンビナート企業8社を相手取り、気管支ぜんそくなどの呼吸器疾患に苦しむ患者たち61人が、1983年に提訴したものです。その後、二次、三次訴訟を経て被告企業の和解金支払いで、1996年12月26日に和解が成立しました。和解から14年が経過した今も公害問題を風化させることなく、未来の環境再生を見据え、明るく平和なまちづくりをすすめようとこの和解成立日記念イベントを開いています。7回目の今年は、「倉敷公害訴訟をふり帰って返って思うこと」と題し、当時の弁護団の事務局長を務めた石田正也弁護士が、講演し、公害訴訟がどのようにすすめられたかなど原告となった公害患者とのエピソドや思い出などを語りました。会場には、約50人の住民などが参加、2部では倉敷管弦楽団によるクリスマスコンサートを楽しみました。




