倉敷市の下津井中学校をはじめ児島地区4つの小中学校で30年近く、美術教師を勤め、去年11月、83歳で亡くなった洋画家伊川巌さんの遺作展が、倉敷ファッションセンターで開かれています。
遺作展を開いたのは、倉敷市児島地区で伊川巌さんから美術を教わった教え子や美術仲間たちです。下津井を愛し、風景や人物を描き続けた伊川先生の作品を地元の人たちに見てもらおうと一周忌を機に、遺作展の開催にこぎつけました。1926年旧久世町に生まれた伊川巌さんは、秋田県で美術教師となり、1958年から母親の親族がいる縁で旧児島市へ移り1986年に退職するまで児島地区で美術を指導してきました。会場には、下津井の漁民や船大工などの人物や郷土の風景などを描いた油絵や水彩画89点が展示されています。伊川巌遺作展は、15日(水)まで児島駅前の倉敷ファッションセンターで開かれています。




