障がい者が安心して暮らせる街づくりを目指し、障がい者福祉フォーラム「ハートフルそうじゃ」が総社市総合福祉センターで開かれました。
フォーラムは、障がいを持つ当事者や家族、医療福祉関係、行政などによる包括的な連携が必要と考え、そのシステム作りを進めていこうと、総社市と総社市地域自立支援協議会が3年前から開いています。開会式では片岡総社市長の挨拶に続き、ファーラムの実行委員長を務める西本康裕さんが「一人ひとりが心を開き、花をさかせてほしい、フォーラムでその種を持ち帰ってください」とオープニングの挨拶を述べました。また、自閉症の青年を主人公にしたドラマが特別上映され、自閉症の実際の症状や接し方に触れながら、青年を取り巻く人々や心の成長を描いた作品に会場に詰め掛けたおよそ300人の来場者が熱心に見入っていました。その他会場では、フォーラムに参加した総社市内外の福祉施設や団体の活動報告もパネル展示され、就労支援に関する事例報告のほか、障がい者に対する健常者の心のバリアフリー化を呼びかける提案などが紹介されました。また、市内の特別支援学級に通う児童らが作った絵画や粘土細工などの作品展示のほか、事業所など作られた新鮮な花や野菜も販売され、来場者が次々に買い求めていました。




