倉敷市船倉町で行われたお大師講の様子をご紹介します。
お大師講は 地域の住民が弘法大使「空海」の命日に集まり祀る民間行事で、今でも各地で受け継がれています。しかし、都市化の影響や後継者がいないなどの理由で多くの講が消えたり、講を開くペースや日程を変更するなど規模が縮小しています。倉敷市中心部の船倉町では昨夜 今年最後の講が開かれ、講に入っている4件が世話人の家に集まり参加者がお経を唱えました。船倉町のお大師講は多い時で13件が講に入っていたそうです。戦前では 夜を徹して講が開かれ、地域の親睦の場の意味合いが大きかったそうです。参加者は30分ほどお経を唱え、お菓子を食べながら会話を弾ませていました。また、来年5回開かれる講の世話人当番をくじ引きで決めるなど受け継がれた慣わしが随所で見受けられました。




