JAXA宇宙航空研究開発機構と倉敷市教育委員会による連携授業が、倉敷市立乙島東小学校で開かれました。
今回の授業は、児童に実験ロケットの製作や打ち上げ作業を通じて、宇宙科学やロケット工学に関心を持ってもらおうとJAXAと倉敷市教委との提携で開かれました。3回に分けて実施されるうち、初日のきょうは、最新の宇宙科学やロケットが飛ぶ仕組みについて授業が行われました。はじめに全学年を対象とした宇宙科学の講義では、JAXA宇宙科学研究所の講師から惑星探査機が紹介され、今年6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」など惑星探査機の活動が実際の画像や動画などを使って説明されました。また、6年生児童を対象にしたロケットの仕組みの授業では、フィルムケースと発泡入浴剤を使ったロケットの発射実験が行われ、児童たちは燃料を噴出する力の反動でロケットが進む様子を実験を通じ学んでいました。児童たちは、きょうの授業を参考に今後、水ロケットの製作を行い、今月21日に開かれる2回目の連携授業で発射実験を行うほか、来年2月にはモデルロケットを使った打ち上げ授業も予定されています。学校ではきょうを含めた一連の活動をまとめ、インターネット上で報告することにしています。その他、JAXAとの連携校として指定されている岡山県立倉敷天城中学校でも今後連携授業を予定しています。




